プランジ荒取り工具の選定

サンドビック株式会社
プロダクティビティーセンター

SANDVIK

EdgeCAM


深さが工具径の3倍を越えるような深いポケット(キャビティ)加工や、スロッティング加工の荒加工において、高能率加工 が可能なプランジ加工は以前より注目されていました。しかし対応するCAMが少ないため、実際はドリル加工を利用してプログラムを製作し、プランジ加工後 の工具を材料から放すなど、本来のプランジ工具を100%生かす事が出来ず、実用レベルには達していませんでした。

EDGECAMがプランジ加工に対応する事か出来るようになり、この高能率のプランジ加工が実用レベルとなりました。

ここでは、サンドビックのプランジ加工ソリューションをご紹介します。


1. 深いポケット加工の場合

溝が長く幅が狭い場合、円弧補間などによる加工は出来ません。溝より細い径の工具でラッピング、等高線加工するなど時間をかけて加工するのが従来の方法でしたが、ここで紹介する加工方法は溝より少し小さいドリルで穴を開けてからコロミル210でプランジ加工していく方法です。
この工具は径方向に最大、チップサイズの約90%まで切込むことができ、チップコーナーも4コーナーと経済的です。コロミル210でプランジ加工を行う場合、少なくとも2枚の刃が常に加工を行うように注意する必要があります。

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コロミル

 


2. 鋭角のポケットコーナー部レストミーリングの場合

鋭角コーナーの加工では、その形状のため最初の荒加工後に多くの削り残しが発生します。この削り残しを効率 よく除去するためには、考え方を少し変える必要があります。つまり、高い工具剛性を持ち、径方向により多くの切込みを取れるカッターを選定する必要があ り、このような加工にはソリッドエンドミル(プルーラ) & ガネットが有効です。

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プルーラ

 

3. 非常に使いやすいコロマントU プランジドリル

高い剛性で、プランジ加工による径方向繰り広げ加工(断続)をスムースに、深く加工でき2軸キャビティ加工(最大オーバーラップ量<50%×Dc)深さは1×Dcまで加工が可能です。コロマントU プランジドリルは標準コロマントUドリルのチップがそのまま使用でき、切削速度と送りは通常のコロマントUドリル加工と同じで、特別な条件なしに使うことができ非常に使いやすい工具です。

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Uプランジドリル