下記のリストは、過去のEDGECAMリリースに関するものです。それぞれのリリースで導入された新機能をご覧いただくには、ボタンをクリックしてください。
EDGECAM Version 2022.0
EDGECAM 2022.0
新しい機械構成
絶えず変化する工作機械メーカーの世界の要求に応えて、EDGECAM 2022.0は、6軸工作機械を使用するユーザーをサポートするようになりました。 具体的には、ヘッドに2つの軸を持つ横型工作機械を回転テーブルと同期させることができます。 シンプルな3+2加工機のサポートだけでなく、複雑な同時5軸加工機もサポートします。 ユーザーは、新しい「回転軸を選択」コマンドにより、加工に適した軸をアクティブにすることができます。
パフォーマンスの改善
EDGECAMのマルチスレッド処理機能を強化することで計算時間を短縮し、EDGECAM 2022.0の荒取りサイクルでの作業時の生産性を向上させました。ワイヤーフレームまたはソリッドモデルのどちらを加工する場合でも、EDGECAM 2022.0は以前のバージョンの2〜3倍の速度でツールパスを生成します。
同時5軸ライセンス
従来の標準同時5軸ライセンス(EN050-S)をお持ちのユーザーは、アドバンスド同時5軸ライセンス(EN050-A)が自動的に追加されます。これは4軸と5軸の両方のサイクルで使用可能です。その名の通り、アドバンスド同時5軸は機能が大幅に向上し、ユーザーはより高度なツールパス制御が可能になります。
NCSIMUL Essential
EDGECAM 2022.0の新コンポーネントであるNCSIMUL Essentialで、3軸ミリングのシミュレーションを確認できるようになりました。工具データを含む加工アセンブリ全体が自動的にNCSIMUL Essentialに読み込まれ、CLデータに潜在的な干渉が存在しないかチェックします。ユーザーはツールパスをダイナミックに操作することができ、コードのどの行がシミュレートされているかを正確に把握することができます。複数の「断面図」を作成し、シミュレーション後のワークを検証することができます。シミュレーション後のワークは、円弧、厚さ、穴の中心距離など、さまざまなスタイルで測定することができます。比較ツールを使って、限界寸法やワークの検証を行うことができます。
旋盤溝入れ・荒取りに「現在のワークを使用」を追加
EDGECAM 2022.0の旋盤溝入れ・荒取り工サイクルに搭載された新機能「現在のワークを使用」により、旋削加工のユーザーは大幅な時間短縮が可能になりました。以前のサイクルでは、不規則なワーク形状を認識することができず、余剰ツールパスが作成されていました。このサイクルで「ワークを認識」するようになったことで、ユーザーは余剰ツールパスが減少し、その結果、サイクルタイムが短縮されます。パーツによっては、ツールパスを50~60%削減できるものもあります。
荒取りサイクル - すべての荒取りに最小ヘリカル直径が使用可能
EDGECAM 2022.0では、ツールパスをより厳密に制御し、サイクルタイムを短縮するための新機能を導入しました。具体的には、荒取りサイクルの全ての加工方法で、ツールパスの最小ヘリカル値を指定できるようになりました。この制御を行わないと、ツールパスのアプローチが傾めに戻ってしまい、サイクルタイムが長くなるだけでなく、工具寿命が短くなってしまうことがあります。
スピンドルのX軸で複合加工機シミュレーション
EDGECAM 2022.0は、主軸にC軸を持つTurn_Mill CYB工作機械構成のシミュレーションを完全にサポートします。完璧なコードは常にサポートされていましたが、以前のバージョンでは、工具がワークに向かって移動しているように表示していました。実際にはワークが工具に向かって移動しているので、機械シミュレーションを強化する必要がありました。コードウィザードのパラメータを変更するだけで、完璧なコードとリアルなシミュレーションの両方が可能になりました。
文字加工と溝入れサイクル - 「イニシャル点から加工開始」を追加
文字加工と溝入れサイクルでは、「イニシャル点から加工開始」という新しいオプションにより、ツールパスの制御が向上しました。この新機能は、他のすべてのミリングサイクルにも搭載されているため、コマンドに一貫性を持たせることができます。ツールパスの干渉を回避するためにCAM工程を追加する必要がなくなり、ツールパスが安全な位置から開始できるようになりました。
制限深さのある穴フィーチャーの荒取りと輪郭加工
EDGECAM 2022.0では、「制限深さのある穴フィーチャー」を加工する際に、フィーチャーの深さ以下の加工が可能になりました。これまでは、ツールパスがフィーチャーの深さで正確に停止していたため、場合によってはツールパスがフィーチャーを完全に通過しないことがありました。ユーザーは、ツールパスがフィーチャーを完全に貫通するように、マイナスの深さの値を指定することができますが、ソフトウェアは、誤ってパーツの反対側に切り込まないようにツールパスの深さを制限深さに固定します。
Waveform旋盤荒取り - スムージングオプションを追加
EDGECAM 2022.0では、人気の高いWaveform旋盤荒取りさらに強化されました。新しくスムージングオプションが追加され、線分をフィットした円弧に変換します。ベンチマークテストでは、この新しいコマンドによってNCコードを75%程度削減できることが実証されています。また、ツールパスが滑らかになることで、工作機械の摩耗や破損を減らすことができます。
旋盤溝入れ・仕上げサイクル
旋盤をご使用のユーザーは、「コーナー処理」コマンドを使用する際に、新たな機能を発見することができます。これまでは、溝の最初と最後のコーナーを別々に設定することができました。EDGECAM 2022.0では、「なし」「最初」「最後」「両方」の4つの設定が可能になりました。この新機能は、よりタイトなツールパス制御を可能にし、溝が隣接するフィーチャーに近い場合の干渉を防ぎます。
ワイヤーEDM - 新ポストプロセッサと切削条件をサポート
AC Uniquaに対応したポストプロセッサーが追加されました。これは、最近普及してきたマシンコントローラに対応するためのものです。また、Accutex(AU-700 IA)の切削条件が更新され、ユーザーに最新のNC出力をお届けします。
EDGECAM Version 2021.0
EDGECAM 2021.0
Waveform荒取りサイクル
Waveform荒取りの計算時間が大幅に高速化されました。ソリッドとワイヤーフレームの両方のツールパス計算に対応します。多くのベンチマークテストでは、以前のバージョンと比較して、計算時間が30%改善されています。
ミリング輪郭サイクルのアンダーカット
ミリング輪郭サイクルのアンダーカット機能を使用すると、パートのサイズと複雑さに応じて、40~60%の計算時間が短縮できます。
ソフトウェア構成の改善
ソフトウェア構成の改善により、ソフトウェアの初回起動時にシミュレーションを使用してツールパスをチェックする時間が平均70%短縮されました。
正面フライスサイクル
正面フライスサイクルはEDGECAMで最もよく使用されているサイクルの1つで、より優れたツールパスコントロール、サイクル時間の短縮、工具の摩耗の減少を実現し、工作機械の寿命を延ばす事ができます。
正面フライスサイクル - 部分優先
新しい部分優先オプションは、加工時間の短縮だけでなく、ツールパスをより均等に配分し、ツールパスの近い順番に加工を行います。
正面フライスサイクル - 外側から内側
新しい機能の「外側から内側」は、よりスマートなツールパスを作成し、サイクルタイムを短縮します。 以前は、ダウンカットまたはアップカットのどちらが設定されていると、正面フライスサイクルは、送り動作に従って左から右に移動するため、加工に長い時間がかかりました。 しかし、外側のエッジから中央に向かって切削することで、時間を短縮します。 また、新しいオーバーラップエッジ機能により、パスの無駄がなくなり削り残しがなくなりました。
正面フライスサイクル - 第2アプローチ(入/出)
旋盤溝入れ・仕上げサイクルに追加された新しい第2アプローチ(入/出)により、仕上げサイクルの2番目のアプローチの制御が強化されました。 溝フィーチャーは全ての形状とサイズを加工しますが、常に対称的であるとは限りません。第2アプローチ(入/出)ダイアログが追加され、サイクルが溝フィーチャーの反対側を加工終了すると、ユーザーは独自の第2アプローチ(入/出)を設定できるようになります。
旋盤/角度のある工具
旋盤の機能強化により、角度のある旋盤工具を設定する際の制御が強化されます。2つの新しいパラメーター「コーナー」と「ロック」により、全ての方向でチップを同じ位置に維持する「ダイナミック基準点」が有効になります。
アリ溝工具
以前のバージョンのEDGECAMで導入されたアリ溝工具は、ミリングと旋盤の両方の環境において、ミリング輪郭サイクルで使用できるようになりました。
ソリッドへの干渉回避
ミリング輪郭サイクルの「ソリッドへの干渉回避」が強化されました。マルチパス、および「ソリッドのフェイスを選択」コマンドを使用するときに、より安全なツールパスが提供されるようになりました。
工作機械の設定
工具取り付けブロックでは可変ピッチと多軸工具取り付けをサポートします。コードウィザードの簡単なスイッチを使用して、タレット上の多数のツールステーションの正確な位置を指定し、これらをマシンシミュレーションで明確に示します。
「マルチタスクマシン工具(MTM工具)」は、アングルヘッドアタッチメントの内側に取り付けられた切削工具をサポートできるようになりました。 このタイプの工具構成は、EDGECAMのミリング環境で長年使用されてきたため、MTM工具のユーザーは、十分にテストされ完成した機能の恩恵を受けてることができます。
面取りサイクル
面取りサイクルに、ミリング輪郭サイクルに既にある機能と同様の5つの新機能が追加され、大幅に機能強化されました。 新しい切込み量とZ方向の残し代を使用すると、ツールパスの制御が向上します。 以前は、厳しい切削条件がある場合には複数の面取りサイクルを作成する必要がありました。 現在、ユーザーは切込み量を設定するだけで、複数のツールパスが作成する事ができ、工具の寿命も延長することができます。
6種類のコーナー処理が追加され、ユーザーはサイクルが生成するコーナー条件の方法を選択できます。これは、より滑らかなコーナーブレンドが必要な場合に特に便利です。
「パスの最適化と許容値」の導入により、サイクルが加工する順序を指定することができ、サイクルタイムが短縮されます。
正面フライスサイクル - アプローチタイプとワークタイプの強化
正面フライスサイクルがワークを認識することで、ワークの修正に即座に対応できるようになりました。 ワークまたはソリッドモデルが変更されると、ツールパスはツールパスのX-YとZの両方の高さを自動的に調整します。
次に、アプローチタイプを追加しました。工具が材料の最初のサーフェスに「ロール」して切削する「水平」アプローチにより、工具寿命の改善に繋がります。
旋盤溝入れ・仕上げサイクル- 現在のワークを使用
以前のバージョンに追加された「仕上げ前の突き加工」でサイクルタイムが短縮されましたが、これによりワークが溝フィーチャーよりも大きい場合に、干渉する可能性が増加しました。 新しいリリースでは、「現在のワークを使用」機能を追加してこの問題を解決し、サイクルが常に現在のワークよりも高く開始されるようにします。
走査線加工サイクル - 輪郭延長
走査線加工サイクルのツールパスを延長できるようになりました。 この機能は、ユーザーからの要望により追加されたミリング輪郭サイクルの輪郭延長に似ています。 延長方向は切削方向に従い、ツールパスを「延長」します。これにより、面の質感が向上し、サイクルがサイズの大きいワークに対応できるようになります。
旋盤荒取りサイクル - 引上げ間の切削時間強化
既存の「スワーフ」制御コマンドの拡張により、旋盤チップが加工する時間を分単位で設定できます。チップの摩耗率を制御する必要がある硬い材料を機械加工する場合に、特に役立ちます。
指定時間に達すると、工具はリトラクト位置に戻ります。EDGECAMはNCデータに自動的に停止コマンドを出力し、ユーザーが残りの切削を続ける前にチップを確認できるようにします。
旋盤タレット - ハーフタレットのサポート
ハーフポジションのタレットをサポートしました。これは、タレットが時計の文字盤の番号の位置にあり、番号の間に更に番号を設定しています。通常、24ステーションのタレットには、1、13、2、14、3、15などの順序で番号が付けられます。シミュレーターはすべての工具を正しい相対位置で表示し、現実的なシミュレーションを提供します。これは、隣り合う工具がワークとパートに近づくときに特に重要になります。
EDGECAM Designer
EDGECAM Designerに50以上の機能強化が行われました。
- 新しい仕上げ属性コマンドを使用して、モデルとサーフェスに仕上げ公差情報を付加する機能が追加されました。 EDGECAMはこの情報を読み取り、フィーチャーに適用することができますので、ストラテジーの決定や送り速度の設定に使用できます。
- フェイスやエッジを抽出しなくても、シートまたはソリッドボディのフェイスのトリムを直接変更できる新しい[境界編集]コマンドを追加しました。
- 複雑なサーフェスをすばやく作成するための自動パッチ面コマンドの見た目と操作性を強化しました。
EDGECAM Version 2020.0


Barrel cutter and 5-Axis Simultaneous

Finish Turning and Groove Cycles

Hole Cycle Enhanced

Inspect improvements

New Gun Drilling Cycle

New Quill command and Machine Kinematics

New Thread Profiling Cycle

Toolstore Additions

Waveform Machining -Chip Prevention
EDGECAM 2020.0
EDGECAM 2020.0の多数の新機能および拡張機能により、ミリングおよびターニングユーザーの生産性が向上します。
5軸斜面制御とバレル工具
Hexagon Manufacturing IntelligenceのProduction Software部門からリリースされたEDGECAMの最新リリースでは、 「バレル工具」 と組み合わせた特定の5軸の 「傾斜」 オプションが最も重要な機能強化と言われています。
バレル工具は5軸加工で最も高速な工具の1つとして認識されており、EDGECAMツールストアで完全にサポートされています。
アドバンスド5軸加工サイクル
アドバンスド同時5軸加工サイクルでは、スワーフ加工での干渉チェックに曲面の追加が可能になり、すべてのパスで「リンク」制御を追加する事ができます。
クイックツールパス生成
生産コストを削減する為には、迅速なツールパスを生成する必要があります。EDGECAM 2020.0は、ソリッドモデルの荒加工やプロファイル加工の際に大幅なパフォーマンス向上をもたらします。基本的に、加工エンジンは境界内に拘束されたデータのみを計算し、モデルの残りの部分は無視します。これにより、高速なツールパスを生成しながら、キャッシュサイズを大幅に削減できます。
ガンドリルサイクル
2018R1リリースの穴あけ加工サイクルで導入された 「ガンドリル」が強化され、独自のガンドリルサイクルが提供されます。元のサイクルが改良され、コントロールタブが追加されてツールパスをより細かく制御できるようになりました。
ねじ切り輪郭加工サイクル | ターニング
ターニング環境では、ねじ切り輪郭加工サイクルという新しい加工サイクルが提供されます。EDGECAM 2020.0は、この分野のユーザーからの高頻度の機能拡張要求に応答して、VAMおよびAcmeのような複雑なねじ切りをユーザーが容易に機械加工することを可能にします。このサイクルでは、荒削りと仕上げの両方の加工が提供され、ユーザーは独自のねじ切りを指定できます。
チップ防止制御
Waveform加工は、 「チップ防止」 オプションで強化されました。一定の条件の下では、ツールパスは材料に薄い切り残しを生成する可能性があります。これらの薄い切り残しによって加工上問題が生じ、工具が壊れる可能性があります。素材の切り残し横方向の移動で加工し、加工における問題の可能性を排除する事で、ユーザーが最適な送りと速度を維持できるようになる為、「チップ防止」 オプションを導入しました。
クイル制御
EDGECAM 2020.0では、「補助Z(クイル)」を備えた工作機械が増えていることに対応して、コードウィザードの機能が強化され、補助Z軸を追加できるようになりました。これは、テーブル/ヘッドミリングマシンの任意の組み合わせとともに、マルチタスクマシンをサポートします。これに加えて、工具の移動メニューにある「クイル制御」は、補助軸を指令する際により大きな制御を提供します。
面取り方向の角度と逃げ量 | 仕上げサイクル
旋盤溝入れ・仕上げサイクルを使用する場合、ユーザーは 「面取り方向の角度」を制御できるようになりました。以前のEDGECAMリリースでは、分割角度は45度に設定されていました。
旋盤仕上げサイクル では、切削方向で“切り上げ”を選択した際に「逃げ量」を設定できるようになりました。
XYオフセット|穴あけサイクル
XYオフセットは、穴あけサイクルで加工方法を「ヘリカル」と指定すると設定できます。サーフェスの仕上げを改善し、工具寿命の延長につながります。また、ソリッドモデルを使用する事ができるため、CADの準備時間を短縮できます。
新しい工具タイプ
ツールストアに、2つの新しいツールタイプ、 「アリ溝」 と 「ダブルアングル」 が追加されました。これにより、カスタムグラフィックスを作成する必要がなくなり、時間とプログラミングコストを節約できます。また、工具は溝入れサイクルで自動的に動作します。
ターニングとミルターン|EDGECAM Inspect
ターニング環境とミルターン環境の両方でInspectionコンポーネントの機能を拡張することで、多くのユーザーの要求に対応しました。
インターフェイス | EDGECAM Inspect
インターフェイス全体が、ワークフローリボンツールバーを採用するようにアップグレードされ、対話性が向上しました。「プローブオプション」 メニューは2つのダイアログに分割され、ユーザーは 「出力」 と 「Inspection初期設定」それぞれでオプションが選択できます。
工具退避制御 | EDGECAM Inspect
ユーザーがプローブの動きを制御しながら複数の位置を指定できるように、安全な工具退避制御がInspectionサイクルに追加されました。「インデックス」 コマンドには、さらに位置を操作する機能が含まれており、工作機械のコンポーネントを表示するために別の角度を指定できます。
直線への角度 | EDGECAM Inspect
新しい 「直線への角度」 機能では、以前の3つのコマンドが1つの関数に結合され、データレポートで角度方向を指定できるようになりました。
補助フィーチャー | EDGECAM Inspect
補助フィーチャーが更新され、 「補助」フィーチャーの編集中に 「真直度」 を指定できるようになりました。円形フィーチャーと円弧フィーチャーの両方を、編集時に変換および再指定できるようになりました。
EDGECAM | Designer
加工プログラマーの特定のニーズに焦点を当て、CADとCAMの間のギャップを埋めるなど、EDGECAM | Designerモジュール(オプション)には約50の機能拡張が加えられています。
EDGECAM Version 2018 R2
EDGECAM 2018 R2
2018R2リリースでは、多様な加工に対応し、生産性を向上するため、54種類の新機能、または機能拡張を搭載しました。
荒取りサイクルの先穴アプローチ
荒取りサイクルで先穴アプローチの加工方法の処理を大幅に改善しました。場合によっては時間がかかるドリル穴の位置を、手動で作成するのではなく自動的に作成し、穴あけツールパスを荒取りサイクルに関連付けます。
コマンドを有効化するだけで、穴あけサイクル内で異なる高さと深さ機能を使用し、最適なエントリー位置を自動的に配置します。
旋盤荒取りサイクルのアプローチパラメーター
旋盤荒取り加工で、接円の各切削をロールオン/オフすることが可能になりました。両方向のツールパスを作成し、サンドビックのCoroTurn®Prime旋盤インサートと組み合わせて使用することができます。これらの方法により、大幅な時間の短縮と工具摩耗の低減が実現できます。
また、サイクルの干渉チェック機能では、工具と心押台間の潜在的な干渉を自動的に除去するよう機能拡張しました。
EDGECAM Inspection
EDGECAM Inspectionモジュールでは、コードウィザードでの完全なポストプロセッサーのサポートを含む、14の機能改善を実施しました。
主な機能改善には、工作機械と通信するNCゲートウェイの導入や、加工モデルの整列を可能にする 「ベストフィット」計算が含まれます。新たな「四角形」の測定機能と同様に、「オプション」と「ツールパスの検査」ダイアログにも新機能を追加しています。ユーザーは、作業座標系と工具補正の両方を制御して、NC出力と検査レポートのステータスを表示できます。
輪郭加工のパフォーマンスと機能改善
ツールパスのアルゴリズム改善により、2018R2では、「ソリッドのフェイスを選択」機能で、大幅にパフォーマンスの改善を実施しました。サイクルが、ツールパス計算のためにデータを収集する処理で、50%を超える加工時間の短縮が実現可能です。
また、加工方法にヘリカルのオプションを追加したマルチパス機能を使用すると、ユーザーにはさらなるメリットとなります。
ワイヤーフレームのフィーチャー作成
2018R2は、線分と円弧のデータをソリッドのフィーチャーに変換することで、通常はフィーチャーを作成できない部分にワークフローの加工方法を使用する機能を提供します。加工後、新しいフィーチャーを編集することができ、ツールパスは関連付けを維持します。
ヘリカルねじ切りの機能拡張
ミリングと旋盤の両方の環境にあるヘリカルねじ切りで、ツールパスの制御性と柔軟性を改善しました。 5つの新しいパラメータにより、ユーザーは切り込みとマルチパスのツールパスを使用できます。これは、硬材を加工する場合や、より良い表面仕上げが必要な場合に役立ちます。
「アプローチ」タブに新しいオプションが追加され、ツールパスの順序付けを制御できます。
回転加工モードで3Dミリングサイクルの使用
ミリング/旋盤環境での3Dミリングサイクルが、回転加工モードでも使用可能になりました。これまで、これらのサイクルは、平面加工モードのみに制限されていました。この機能拡張により、柔軟性を高め、通常は使用不可能だった7つのミリングサイクルの制限を解除し、工作機械に掛かっている加工制限の問題を克服することができます。
シミュレーターの機能拡張
同じタレット位置に複数の工具がある場合、旋盤環境では、「有効工具の交換」機能を使用して、シミュレーションで有効な単一の工具をタレットに表示できます。また、新たな「ソリッドミリング工具の簡素化」コマンドを使用し、シミュレーションの再生パフォーマンスを向上させることができます。複雑なソリッドミリング工具を使用する場合、シルエットに変換することで、輪郭を簡素化します。
ユーザーエクスペリエンスの改善
ユーザーエクスペリエンスの改善例として、2018R2の初期設定に3つの機能改善があります。ユーザーは、新たな「ツールキットの自動作成」チェックボックスを使用し、ツールキットを有効化することができます。また、NCデータ出力の場合、初期設定の「ジョブ/ツールキットの更新」オプションを使用することもできます。 新たに追加した「切削条件のない工具の警告」を使用すると、誤った切削送りや回転速度の設定を回避できます。
旋盤工具を使用しているユーザーは、ツールストアから「周速一定」を事前に設定できるようになりました。これにより、工具を選択する度に、個別のステータスを設定する必要がなくなります。
端面溝入れ工具の場合、「最小 / 最大直径」を追加することにより、工具説明に詳細を追加できるようになりました。2018R2では、ねじ切り加工サイクルを実行する場合、どの工具タイプも使用できます。
ワイヤEDM
EDGECAM 2018 R2では、人気のあるAgie、Fanuc、Makino、Mitsubishiコントローラーを含むワイヤEDMモジュールに、28の切削条件データベースを導入しました。
マシンシミュレーションの段階で、「先穴」(ワイヤのエントリー位置)が自動的に作成され、手動でストックに穴を作成する必要性が軽減されます。
EDGECAM Version 2017 R2
EDGECAM 2017 R2 - 2017年10月リリース
加工の機能拡張
- 穴のはめあいに関連する基準と公差をSOLIDWORKS、INVENTOR、CREO/Pro-Eのモデルから抽出し、穴フィーチャーに適用
- ワーク編集、作成時の段取り位置の自動更新
- ヘリカルねじ切りで【回転加工モード】の動作をサポート
ミリング加工の機能拡張
- 「荒取り」加工サイクルにて、【切込み量】を空欄にすることが可能に
- 「荒取り」加工サイクルの【深さ指示】タブに、【ワーク高さを使用】を追加し、【上面】を現在のワークの高さに関連付けることが可能に
旋盤加工の機能拡張
- 「B軸輪郭」サイクルの導入により、工具がアンダーカット部に入っても、良好な表面仕上げが可能となり、特殊工具の必要性も低減(Ultimate Turning、またはUltimate Productionライセンスが必要)
ワイヤ加工の機能拡張
- 【平行切り落とし】オプションを「スマート加工サイクル」と「4軸ワイヤ加工サイクル」の【切り落とし】タブに追加
- 「機械設定」にて、【EDMExpert】で設定された【Cut E/P】と【Cut】の選択が可能に
- 【出力優先順位】オプションは、これまでの【オフ】、【自動】に加え、【手動】が選択可能に
- Excetekポストの【出力オプション】タブに【ワイヤ結線オプション】と【オプショナルストップコード】を追加
ツールストアの機能拡張
- 前回設定したフィルターを保存する【フィルター設定の保存】オプションを追加
- プローブの中心に【基準点】を設定するオプションを追加
ライブジョブレポートの機能改善
- ライブジョブレポートをデスクトップアプリケーション化し、LocalDBデータベースを操作する際の信頼性を改善
インターフェイスの機能改善
- 希望するコマンドを、より容易に検索して実行するため「クイックサーチ」機能を追加
- 溝入れ/曲線フロー投影加工/円形パターン投影加工のダイアログに画像とツールチップヘルプを追加
- ダイアログのすべてパラメーターに対してJavaScriptコマンド表示ができるような取り組みを実施
シミュレーターの機能拡張
- すべて、または任意のコンポーネントを選択した【比較表示】が可能に
- 【閉じる時に終了】を常に有効にしなくてもCtrl キーを押したままアプリケーションを終了すれば、一度だけ完全に終了させることが可能に
コードウィザードの機能拡張
- TNCテンプレート向け座標原点の計算として、【座標設定】タブにサブルーチンと同様の方法で座標原点の設定を可能にする新たなパラメーター(座標系の作成/開始ラベル番号/初期化ラベル番号)を追加
ポストプロセッサー機能改善
- 先読みマクロの改善
- プローブ工具を読込んだ場合、スピード警告が抑制されるようにミリングと旋盤のコードウィザードテンプレートを変更
- IndexG200テンプレートを主にソースコードの整理や変数の合理化によって、既存の共通手順を使用できるように変更し、【データ形式,Gコード,条件設定】内のタブのような以前にはなかったオプションを追加することが可能に
- TNCベースの機械で警報が発生する問題を解決するためにヘリカル円弧中心の調整が可能に
- MTM機械における工具交換ダイアログの高速モードの追加(ポストプロセッサー制御のパラメーターは全ての機械で使用可能に)
- Integrexテンプレートの【データ形式,Gコード,条件設定】にて【工具ID変換】タブの【タイプOの文字列】パラメーターが使用可能に
- POCKET4にて[CY_RPLANE]、および[CY_ZDEPTH]トークンの順序を変更
- B軸旋盤をサポートするよう旋盤テンプレートを変更し、新しいトークンを追加
- [THREADCHAMFMCODE]トークンをSiemensとIndexG200テンプレートに追加
- ミリング環境において[NEXTSPEED]が【工具交換位置復帰】、または【原点復帰】で先読みを停止させられる制限を解消
コードジェネレーターの機能拡張
- 外部のシミュレーターでワークを複製、または他の目的のためにワーク情報を必要とすることがあるため、ポストプロセッサーは、その情報を読込む為に新たに%LOADSTOCKディレクティブを追加
その他の機能拡張
- EDGECAM Inspectionを追加し、様々な測定方法でコンポーネントを測定してNCコードを作成、コントローラから戻された測定結果を解析後、モデルと比較して検査レポートを作成可能。(EDGECAM Inspection System、またはEDGECAM Inspection Moduleが必要)
重要なお知らせ
- CATIA V4インポートのサポート終了
- Microstationデザインファイルインポートの終了
- Solid Machinist Pro/DESKTOPサポートの終了
- 「PartXplore」は「WORKXPLORE」に製品名変更
- ホームワークモードでは「.ppf」ファイルが読み込み不可に。(「epf 」ファイルのみ読み込み、保存可)
- C/C++ - PDIのサポートが有効な最後のバージョン(2018 R1からは廃止し、「.NET」フプラグインに移行)
詳細はこちら
EDGECAM Version 2017 R1
EDGECAM 2017 R1 - 2017年4月リリース
加工の機能拡張
- 多面イケールマネージャーを追加
- 治具の更新コマンドに【インデックス移動の干渉チェック】オプションを追加(インデックス利用時の治具干渉回避が可能)
- PPFファイルから、個別の加工シーケンスの挿入が可能になり、コンポーネントの挿入ダイアログに【シーケンスリスト】と【作業平面リスト】オプションを追加
- 【作業平面タイプ】オプションが、作業平面の作成ダイアログの一般タブに追加され、作業平面タイプ(デフォルト/段取り位置/加工原点)の選択が可能に
ミリング加工の機能拡張
- ワークタイプの【現在のワーク】により、選択したフィーチャーより高い点へサイクル高さを自動調節可能
- 輪郭加工のリンクタブに【切込み逃げ量】オプションが、追加され、一つ前の切削深さの上部からの早送りのアプローチ高さをコントロールすることが可能
- 輪郭加工の深さ指示タブに【ヘリカル仕上げなし】オプションを追加
- 輪郭加工の一般タブのマルチパスに【オフセットで切削】オプションを追加(チェックを入れた場合、Z方向の切削を優先)
- 5軸加工サイクルのアプローチ移動の為の補間距離/角度の設定が可能に
旋盤加工の機能拡張
- 旋盤溝入れ・荒取り加工に【固定サイクル】を追加(なるべく直線切削を使用し、NCデータにG75タイプのサイクルを作成)
- 治具マネージャで治具を選択する場合、サブスピンドル側にもチャックを置くことが可能に
- 初期設定のツールパスタブにある【工具交換位置復帰を自動挿入】と【原点復帰を自動挿入】の設定が、旋盤オペレーションでも使用可能に
- 【RPM直径】オプションを外径バイトダイアログのスピンドルタブに追加(指定した直径と周速一定の値を基に、回転数を計算するために使用)
ワイヤ加工の機能拡張
- ワイヤのリボンに【ワイヤ回転】と【ワイヤミラー反転】コマンドが追加され、単一または複数のワイヤ工程を編集可能に
- 2D図形から新規ワイヤ形状を作成する【ワイヤフレームフィーチャー】コマンドを追加
- Fanuc加工条件データベースをFanuc α-C600iA加工機向けに追加
- ワイヤの出力オプションに【サブプログラム出力】オプション(なし/フィーチャー/設定/カット/オペレーション)を追加
Workflowの機能改善
- サブスピンドルのサポート:スピンドルにフィーチャーがある場合、ストラテジーが割り当てられ、【適用】を選択すると、メインスピンドルの全てのフィーチャーが加工された後、モデルをサブスピンドルに移行し、加工を行う
- リーマのサポート:穴あけをリーマで仕上げる機能を追加し、最大リーマの値を入力することで、より大きな穴をフィルタリング可能
- ミリングの安全なインデックス:治具の更新のインデックス利用オプションによって、より安全で、より早いインデックスを適用
- 現在の工具を使用したフィーチャーの加工:フィーチャーの加工コマンドに【現在の工具を使用】オプションを追加(工具の自動選択を行わず、加工シーケンスの最後の工具を使用)
EDGECAM ワークフローソリッド (EWS)
- 押出し/回転時のアイソメトリックビュー表示が可能に
インターフェイスの機能改善
- モデル設定ウィンドウが、【設定】ブラウザとなり、【セッション】と【設定】エリアに分割。環境、機械タイプ、材質 の詳細は、【セッション】ウィンドウに移動
- ねじ切り加工/旋盤溝入れ・荒取り/旋盤溝入れ・仕上げ/横溝入れ・荒取り/横溝入れ・仕上げ/5軸加工 - 工具軸制御タブ/旋盤 輪郭荒取りのダイアログに、画像とツールチップヘルプを追加
- 旋盤環境での作業平面マーカー(CPL)に、回転ハンドルを追加(Z軸に対するX軸の位置をコントロールすることが可能)
シミュレーターの機能拡張
- シミュレーター内で、複数コンポーネントの【比較表示】が可能に
コードウィザードの機能拡張
- ミリングでの端面ロータリーミリングと複合軸機械において、回転テーブルを第2軸とした加工が可能に
- 軸ロータリーミリングパラメーターの名称変更( 「ロータリーミリングでデカルト出力」→【軸方向の回転ミリングを直交座標で出力】/「ロータリー穴あけでデカルト出力」→【軸方向の回転穴あけを直交座標で出力】に変更)
- 機械設定のタレットタブで、リニアタレットのサポートが可能に
- スライディングスピンドル(スライディングワーク)の旋盤加工機のサポート
- スピンドル移動コマンドでX移動を可能にし、ダイアログに変更はないものの、サブスピンドル位置を指定、再選択する際に、X入力が可能に
- 変数アドレスを使用したIndexG200テンプレートでは、その他の余分な変数が削除され、ポスト処理がよりシンプルに
- 【クーラントフロー】タブが追加され、【Mコードのタレットコントロール】にチェックが入っている場合は、ローワータレットのオペレーションの際に、メインのクーラントMコードをオーバーライド
- 旋盤環境でのプローブが可能になったことにより、ポストプロセッサーの旋盤用テンプレートの設定項目にも【レニショープローブ】と【m&hプローブ】を追加
- ポスト処理では、特定のユーザーマクロ、機能、パラメーターを翻訳する場合、POファイルを使用した新しいメカニズムに移行
- 各タレットに異なるアドレスが必要な場合は、コード処理の際に、データフォーマット設定のエントリーのフォーマットを変更することが可能に
- コードウィザードの旋盤加工Gコードタブに3つの変数(溝入れ荒取りの固定サイクルサポート/溝入れ荒取りゼロペック深さ/溝入れ荒取りサイクル)を追加
- コードウィザードの2軸旋盤サイクルに4つの新規システム変数 (PECKRETRACT、STEP、 XEND2、ZEND2) をコードジェネレータの以下のマクロに追加(Turning Macro Reference (6 - ROUGH GROOVE CYCLE))
- 参照データムの4つの新規システム変数(SYSID2、XINC2、YINC2、ZINC2)をコードジェネレータの以下のマクロに追加(Turning Macro Reference (6 - ROUGH GROOVE CYCLE))
その他の機能拡張
- 旋盤環境でのプローブが可能に(Standard Turning ライセンス、またはその上位ライセンスが必要)
- 初期設定のソリッドタブに【モデルから自動ワーク作成】オプションを追加(モデル[ソリッドパーツ]のコピーを作成し、ワークに変換)
- 初期設定の要素選択タブに【作業平面のフィルター】オプションを追加(シーケンス設定やインデックスの作業平面リストに適切な作業平面タイプによるフィルタリングを実施)
- 初期設定のツールパスタブに【ツールパスグラフィックデータの保存】オプションを追加(グラフィックの様々な部分を保存前に、表示・非表示に切り替えることが可能)
ライセンス
- CLSネットワークライセンスのプロファイルを作成して、選択したシステムやモジュールライセンスを保存し、一つのプロファイルで定義済みのライセンスオプションを、素早く簡単に選択可能
- 【ネットワークライセンスの設定】ボタンを、ライセンスマネージャのダイアログに追加
- 新規モジュールライセンスとして、【EDGECAM多面イケールマネージャー】を追加(定義された搭載デバイス上での既存部品のアセンブリが可能となり、より高度な加工の最適化やシーケンスのシミュレーション、出力が可能)
重要なお知らせ
- Windows 8をサポートする最後のバージョン
- CATIA V4のインポートをサポートする最後のバージョン(インポートコマンドによるWindows7での利用が可能
- EDGECAM 2017 R1の新機能により、IE (Internet Explorer)11が必要
- 2017 R1後に2016 R2をインストールする際は、IE8が設定される為、再度2017 R1をインストールする
詳細はこちら
EDGECAM Version 2016 R2
EDGECAM 2016 R2 - 2016年11月リリース
一般的な機能拡張
- 64ビットアプリケーションへ完全移行した為、2GBのメモリの制限がなくなり、より大きなソリッドモデルや工具パスの保持が可能に
- グラフィックデータの保持オプションが、初期設定に追加(PPFを開く時のソリッドモデルの読み込み速度が大幅に改善)
- ユーザーポストマクロの言語翻訳(ポストが最初に使用される時に表示されるダイアログのメカニズムが変更され、サブメニューやオプションを含むマクロの翻訳が可能に)
ミリング加工の機能拡張
- 輪郭加工では工具径補正が使用された場合、コーナー処理は鋭角とR挿入に限られていたが、より多くのコーナー処理方法を追加
- 走査線、同心円スキャロップ、切残し仕上げ、ペンシル加工サイクルのコントロールタブに「フェイスのシルエットでトリム」を追加(選択されたフェイスのシルエットから加工境界を自動的に生成して、工具パスをトリム)
- ミリング/旋盤の加工サイクルの一般タブに「コメント」の入力欄を追加(コードウィザードのコメントのコードコンストラクタを介してNCデータに出力することが可能)
- インデックスの一般タブに「作業平面名の定義」を追加(インデックス移動する先の作業平面に新しい名前を割り当て、インデックス先の作業平面のコピーを作成)
旋盤(複合機)加工の機能拡張
- 旋盤工具を回転させて旋盤加工を行うミリング加工機のサポート(複合加工機)
- 傾斜ヘッドの複合加工機のサポート
- 旋盤溝入れ荒取り加工で、上部のRや面取り部分の幅が加工ピッチの増加量より小さい部分は無視するように変更
- 旋盤溝入れ荒取り加工で、最初の切削の後に切残し部分を除去する為の中間パスを生成できるように機能拡張
- 溝入れ荒取り加工で、工具先端のコーナーRを考慮した補正されたツールパスを作成できる機能を追加
- ねじ切り加工では、テーパーねじで起こりうる問題を防ぐ為、異なるアプローチのメカニズムを搭載
アドバンスド同時5軸の機能拡張
- 曲面ベースの干渉チェックの演算:工具平面上で工具を逃がす事が可能に(加工曲面には依存せず、工具は指定の一方向に引き上げられずに、工具が移動する為、工具の方向や高さを維持しながら、干渉を回避することが可能)
- 曲面ベースの演算:加工曲面のU/V方向に合わせられる工具パスを作成可能なフローライン加工を導入
- 曲面ベースの演算:ツールパスのミラーが可能に
- スワーフ加工:最後のツールパスの点から計測された指定値で、機械ヘッドの回転角度を制限する為、回転角度が大きすぎる場合は、2つのツールパスの転換距離に、回転角度と最大角度ステップにより演算された追加点を補充
- ポート加工のエッジ部の巻き込み:ポート部へのアプローチと入り際に、ツールパスをスムーズで徐々に変化するように延長
- ポート加工の自動スパイン:従来のバージョンでは、スパインのいずれの部分も加工曲面に近すぎる場合、ツールパスは作成されなかったが、スパインが近すぎるようになる点まで作成されるように変更(ツールパスはこの点まで干渉チェックされる)
- 複数ブレード加工にフィレット加工を追加(システムは自動的にハブとブレードの間のフィレット部を検出し、ツールパスを作成)
ワイヤ加工の機能拡張
- 機械設定が、PEPSのワイヤエンジンと一致するように調整され、新しく出力オプションを追加
- 牧野向けの加工条件データベースが更新され、追加の機械と制御器のバージョンをサポート
- ワイヤの移動コマンドの一般タブに回転軸の制御を追加(回転軸と直線軸を同時または個別に動作させることが可能)
- ファナックパラメーターの回転タブでは、ワイヤの移動コマンドを使用して位置決めした時に回転軸の設定が可能に
- ワイヤの複写コマンドを追加(単一または複数のワイヤ加工工程を移動/コピー可能)
Workflowの機能拡張
<プリインストールされたワークフローのストラテジーの向上>
- 中心穴あけ:可動モード工具のサポートされていないEssential Turningで中心穴あけをサポートする為、中心穴のドリルを【固定】モードで設定可能
- ローワータレットのサポート:【穴あけの優先タレット】オプションを追加。必要に応じて工具をアッパー、ローワータレットから選択可能
- センターカット工具:正確なセンターカット工具の選択が可能に
- 径方向のミリング加工の向上:加工に先駆けて常に回転移動を適用/ポケット・オープンポケットと同サイズの工具が検出された場合の溝入れ加工による仕上げの適用/C軸、Y軸の確認をし、利用可能でない場合は常に、荒取りと仕上げで溝入れ加工を使用
オペレーションの向上
- インデックス:2Dフィーチャーを加工できる全てのミリングのオペレーションは、選択されたフィーチャーの属する平面に安全なインデックス移動を適用
- ミリング/旋盤オペレーション:「関連付け」のチェックボックスを追加(工具交換のパラメータは自動的にツールストアの入力値を読み込む)
EDGECAM ワークフローソリッド (EWS)
- スケッチの2Dオフセットツールを搭載
- コマンドを終了せずに寸法線の編集が可能に
- 2D寸法に【拘束関係マネージャ】を搭載し、関連性のある寸法を参照して、ダイアログ内で、等式を編集可能
- スケッチツールにて、30度、45度、60度の角度でスナップ可能に
- 円コマンドに、【直径/半径を設定】オプションを追加し、同一の複数の円をスケッチに追加可能
インターフェイスの機能向上
- 走査線/ペンシル/正面フライス/平坦部仕上げ/同心円スキャロップ加工のダイアログに、画像とツールチップヘルプを追加
- 従来のローカルにあるCHM形式のヘルプシステムが、ウェブベースのヘルプ(英語のみ)にバージョンにアップ
シミュレーターの機能拡張
- シミュレーターのオプションに【ワイヤ加工で分離検査】を追加。切り落とし部分の分離が検査可能に
コードウィザードの機能拡張
- 新しいコマンドラインが追加され、-h(-help)/-a(-merge)等のコマンドラインオプションが利用可能
- 機械パラメータの工具搭載位置が、「タレット」タブから削除され、新しく【タレットの工具搭載】タブに移動(4→10以上の位置をサポート可能)
- 旋盤機能のあるミリング加工機のポスト作成において、シーメンスのテンプレートが利用可能に(旋盤のMコードを独立して設定可能/旋盤設定用のその他のオプションは、「NCデータ出力形態」タブに統合)
- 【位置のロックを解除】オプションを、機械ツリーのコンテキストメニューに追加。ユーザーがパラメトリックのグラフィックと回転軸、及びコンポーネントの初期位置間のリンクを解除可能
ツールストア アドミニストレータの機能拡張
- ツールストアは、従来のSQL Server 2008 R2からSQL Server 2014を使用するように変更
- 従来のバージョンでインストールされたツールストアは、32ビットとして保持され、新しいSQLでは、64ビットのSQL ServerインスタンスをLocalDBとしてインストール(より速く、またコンピューターのリソース使用の少ない、より安定したインストールが可能)
- アクティブなデータベースの場所を示す為の色表示を導入(ローカル:背景白色/ローカルでない場合:背景茶色/リモート:背景青色)
その他の機能拡張
- PCIは、文字列内の(. , [ ] = | * ; ")の特殊文字の扱いが可能に
- HEXAGON製タッチプローブプログラムの作成アプリケーションである、NC Gage(ゲージ)にて作成されたプログラムの呼び出しが容易に
重要なお知らせ
- SOLIDWORKS 2016のサポート
- Code Generator CompilerのAdvanced Customisationライセンスへの統合
- RS232通信製品の終了(Hexagonカスタマー・ポータルからフリーウェアとしてダウンロード可能)
- Windows 8をサポートする最後のバージョン
- ツールストア アドミニストレータからMDBの移行機能を削除
- 必要に応じて3~4週間ごとにソフトウェア更新(SU)を発行
- R1のソフトウェア更新(SU)は、R2のリリースまでの約半年間、R2のSUも次期バージョンのR2までとなる為、約1年間発行
- Internet Explorer 9が必要
詳細はこちら
EDGECAM Version 2016 R1
EDGECAM 2016 R1 - 2016年4月リリース
旋盤(複合機)加工の機能拡張
- 旋盤荒取り加工に、新たな切削方法として【斜め】切削を追加
- 旋盤溝仕上げ加工に、【仕上げ前の突き加工】を含めるオプションを追加
- 旋盤荒取り/旋盤仕上げ加工にて、同じ輪郭を共有し、固定サイクル出力が必要な場合、荒取りの加工属性表で定義された、要素毎の回転数と送り速度を輪郭ブロックに出力
- 旋削機能を持つミリング加工機において、ヘッド–テーブルをサポート
- 複数タレット環境でのスピンドル優先モードの廃止
ミリング加工の機能拡張
- 面取り加工に、新しく工具径補正、および工具径補正番号を追加(機械側での調整が可能)
- 穴あけ加工では、穴間を移動する際に、治具を避けるように工具を引上げ、指定したイニシャル点に降下するよう機能拡張
- 5軸加工における、回転引き上げ後の降下時の【戻り距離】の設定が可能に
-
(従来、全て送り速度にて降下する所を、早送り+切削送り(戻り距離で指定した長さ分)に分割可能)
ワイヤ加工の機能拡張
- 2軸と4軸を統合した【スマートワイヤ加工サイクル】を追加
- (入力図形とコマンドの設定により、2軸、または4軸のどちらを適用する必要があるか自動認識)
Workflowの機能拡張
- <プリインストールされたワークフローのストラテジーの向上>
- 中心穴あけ:可動モード工具のサポートされていないEssential Turningで中心穴あけをサポートする為、中心穴のドリルを【固定】モードで設定可能
- ローワータレットのサポート:【穴あけの優先タレット】オプションを追加。必要に応じて工具をアッパー、ローワータレットから選択可能
- センターカット工具:正確なセンターカット工具の選択が可能に
- 径方向のミリング加工の向上:加工に先駆けて常に回転移動を適用/ポケット・オープンポケットと同サイズの工具が検出された場合の溝入れ加工による仕上げの適用/C軸、Y軸の確認をし、利用可能でない場合は常に、荒取りと仕上げで溝入れ加工を使用
フィーチャーの機能拡張
- ACISモデルの単一ソリッドのサポート(一つのソリッドのみを保持し、その他全ての配置は参照の形をとる)
- 穴の部分的な角度のフィーチャー検出が可能に
- (【部分穴角度】オプションの追加。有効な穴フィーチャーとして認識される為の最小角度を定義)
EDGECAM ワークフローソリッド (EWS)
- スケッチの2Dオフセットツールを搭載
- コマンドを終了せずに寸法線の編集が可能に
- 2D寸法に【拘束関係マネージャ】を搭載し、関連性のある寸法を参照して、ダイアログ内で、等式を編集可能
- スケッチツールにて、30度、45度、60度の角度でスナップ可能に
- 円コマンドに、【直径/半径を設定】オプションを追加し、同一の複数の円をスケッチに追加可能
インタフェースの機能向上
- 走査線/ペンシル/正面フライス/平坦部仕上げ/同心円スキャロップ加工のダイアログに、画像とツールチップヘルプを追加
- 従来のローカルにあるCHM形式のヘルプシステムが、ウェブベースのヘルプ(英語のみ)にバージョンにアップ
CADサポートの機能拡張
- シミュレータのオプションに【ワイヤ加工で分離検査】を追加。切り落とし部分の分離が検査可能に
コードウィザードの機能拡張
- 新しいコマンドラインが追加され、-h(-help)/-a(-merge)等のコマンドラインオプションが利用可能
- 機械パラメータの工具搭載位置が、「タレット」タブから削除され、新しく【タレットの工具搭載】タブに移動(4→10以上の位置をサポート可能)
- 旋盤機能のあるミリング加工機のポスト作成において、シーメンスのテンプレートが利用可能に
- (旋盤のMコードを独立して設定可能/旋盤設定用のその他のオプションは、「NCデータ出力形態」タブに統合)
- 【位置のロックを解除】オプションを、機械ツリーのコンテキストメニューに追加。ユーザーがパラメトリックのグラフィックと回転軸、及びコンポーネントの初期位置間のリンクを解除可能
ツールストア アドミニストレータの機能拡張
- ツールストアは、従来のSQL Server 2008 R2からSQL Server 2014を使用するように変更
- 従来のバージョンでインストールされたツールストアは、32ビットとして保持され、新しいSQLでは、64ビットのSQL ServerインスタンスをLocalDBとしてインストール
- (より速く、またコンピューターのリソース使用の少ない、より安定したインストールが可能)
- アクティブなデータベースの場所を示す為の色表示を導入
- (ローカル:背景白色/ローカルでない場合:背景茶色/リモート:背景青色)
その他の機能拡張
- PCIは、文字列内の(. , [ ] = | * ; ")の特殊文字の扱いが可能に
- HEXAGON製タッチプローブプログラムの作成アプリケーションである、NC Gage(ゲージ)にて作成されたプログラムの呼び出しが容易に
CADサポートの機能拡張
※EDGECAM 2016 R1は、下記のCADシステムからのデータを読み込む事ができます(適切なライセンスが必要になります)
- Part Modeler – 2016 R1まで(CADリンクのサポート)
- Autodesk Inventor – 2014、2015及び2016 (64ビットのCADリンクのサポート)
- SOLIDWORKS – 2014と2015 (64ビットのCADリンクのサポート)
- Solid Edge – ST5, ST6とST7(64ビットのCADリンクをサポート。EDGECAMとCADリンクは、シンクロナスと、従来型の部品ファイル及びアセンブリをサポート)
- CreoTM Parametric 2.0 と3.0(従来の名称は、Creo Elements/Pro、Pro/ENGINEER、Wildfire)(CADリンクのサポート)
- CATIA V5 – R24まで(ソリッドのみ)
- UGS NX – NX9.0まで
- SpaceClaim 2012、2012+、2014及び2015(2012+で64ビットのCADリンクのサポート)
- KOMPAS–3D(KOMPAS-3Dのソフトウェアをインストールする必要あり)
- VISI CAD – version 21まで
重要なお知らせ
- Windows 10(Professional&Enterprise)のサポート
- 旧HTML形式のジョブレポートのテンプレートの同梱を停止
- 穴あけ加工サイクルの識別名称の廃止
- アドヴェオンの提供方法の変更(Hexagonカスタマーポータルからダウンロードにて入手)
- Autodesk Vault 2016のみをサポート
詳細はこちら
EDGECAM Version 2015 R2
EDGECAM 2015 R2 - 2015年10月リリース
旋盤(複合旋盤)加工の機能拡張
- スピンドル間の複数回の受け渡しや旋盤加工シーケンス作成の際に、サブスピンドルから開始可能とした【スピンドル設定】コマンドを新たに設定
- 旋盤設定において、ワークの引き出しが向上
- サブスピンドルが中心Xからオフセットしている旋盤設定をサポート。メインスピンドルへの干渉を回避
- 旋盤機能のあるミリング加工機をサポート。旋盤平面オプションを追加し、旋盤加工サイクルをXZ平面、又はYZ平面にて指定して、実行可能
- 旋盤仕上げ加工サイクルに【ブレンド】オプションを導入。異なる残し代をスムーズにしブレンド
- 特定の形状において旋盤フィーチャーを簡単に定義し、認識可能にする為、旋盤フィーチャーテンプレートを開発
- 旋盤加工での、ねじの切削のシミュレーションが可能に
ミリング加工の機能拡張
- 【m&hプローブ】のサポートを導入。(【レニショープローブ】は、オプションモジュール)
- 新たに【Ultimate 5-Axis Simultaneous Milling】ライセンスが提供され、アドバンスド同時5軸加工サイクルにて、ポート加工のオプションが利用可能に
- 【治具の更新】コマンドにて、ミリング加工間のリンク移動が、ワークや治具を考慮した安全な高さまでの工具引き上げを可能に
- 【ソリッドのフェースを選択】オプションの機能拡張。手動で作成した加工境界を使用せず、フェースフィーチャーを直接選択可能。(走査線加工・同心円スキャロップ仕上げ加工・切残し仕上げ加工・ペンシル加工・輪郭加工)
- 「穴あけ」加工サイクルは、交差穴等、エアカット部分が検出された場合の送り速度調整を可能に
- 「インデックス」に、【同時移動】のチェックボックスを追加。インデックス時に2つの回転軸が同時に作動
- フィーチャー検出において、穴フィーチャーの位置が変更され、図形的に変更がない場合は、【移動された】という通知を導入
- 同時5軸の干渉検査にMEG形式のホルダをサポート
- 「原点復帰」と「工具交換位置復帰」に、【コメント】と【停止タイプ】のパラメータ(プログラムストップ、又は、オプショナルストップをNCデータに出力可能)を追加
- 治具マネージャに、バイス用として、機械配置基準位置のXYZパラメータを追加
ワイヤ加工の機能拡張
- ワイヤ加工サイクルは、選択ボタンをダイアログ上部に表示。(切り落とし/コーナーの逃がし/加工条件/Mコード)
- 新しいポストプロセッサ(accutx00.ucp)を、Agie Charmilles Cutシリーズの機械(Cut 200 300および 400)のサポートの為に追加。(【EDM Expert】ボタンを追加)
- 突起物やクランプ等の回避や、一連の位置の指示による加工パスの定義の為、【移動サイクル】を導入
EDGECAM ワークフローソリッド (EWS)
- 加工可能な溝フィーチャーを素早く作成できる【溝】ツールを搭載
- 「スケッチの分析」に【すべて拘束】ボタンを搭載。(DXF/DWGファイルから抽出したスケッチを拘束する際に役立つ機能)
- EWSのモデルビューで、スケッチとモデルの寸法を表示する事が可能に
- ワイヤフィーチャー作成ツールとして、【ルールド曲面】を搭載
- 加工される部品周りの治具等を作成可能にする為に、サードパーティーのモデル表示が可能に。(Part Modeler/SOLIDWORKS/SolidEdge/Inventor/Creo/Pro Engineer/CATIA/NX/STEP等)
- EWSのモデルとスケッチが、XYZの1軸周りを回転させながら表示可能に
- ドリルの穴深さをマウスにて動的に操作可能
- コンマの小数点をサポート。(ドイツ等では標準的に使用)
- 背景色に応じてハイコントラスト表示を自動的に設定。(グリッドやグリッド軸、スケッチの要素表示を明瞭化)
- タッチスクリーンによる基本的な画面移動等をサポート
- 寸法の編集ダイアログ上で、『=∑, +, -, * , /』等の、数式が利用可能に
- スケッチ要素を補助線に変換できるように、【線種】ツールを搭載
Part Modelerの機能拡張
- モデル表示の機能拡張として、【カーソルに拡大縮小】オプション(マウスホイールによるズームは、マウスカーソル中心)や、XYZの1軸を回転軸としたモデルの回転表示、また、任意の点(CTRLキーを押しながら右クリック)を中心としたモデルの回転が可能に
- ソリッドリンクを使用して、Part ModelerにIGESモデルを読み込む機能を導入。(【ソリッドリンク変換設定】オプション)
コードウィザードの機能拡張
- 【5MILLTURN】と【4MILLTURN】の2つのミリング設定を、旋盤機能を持つミリング加工機向けに追加
- 機械設定に、【インデックス時の同時移動をサポート】オプションを追加。(インデックス時に2つの回転軸が同時に作動)
- サブスピンドルが中心Xからオフセットしている旋盤設定をサポート(サブスピンドルの原点位置のXに0以外の値を設定可能)
- プローブのサポート(【m&hプローブ】、 又は、【レニショープローブ】のいずれかを選択可能)
- 機械設定に、【極座標切り替え設定 CY=0】オプションを追加。(工具が中心線より下で回転加工モードを開始/回転加工・平面加工のモード変更時にC軸を0位置以外で実行)
コードジェネレータの機能拡張
- 同時インデックス移動用の新しいシステム変数を追加。(ミリングマクロ参照 :MACRO 43 - INDEX PALLET)
- 工具搭載の新しいシステム変数を追加。(MOUNTDESCを、ミリングマクロ参照 :MACRO 15 - TOOLCHANGE、旋盤マクロ参照 :MACRO 15 - TOOLCHANGE、 C軸マクロ参照:MACRO 165 - TOOLCHANGEに追加)
- 新しい旋盤マクロをコードジェネレータに追加。(旋盤マクロ参照 :MACRO 268 - SPINDLE DOCKING)
CADサポートの機能拡張
EDGECAM 2015 R2は、下記のCADシステムからのデータを読み込む事ができます。(適切なライセンスが必要になります。)
- Part Modeler – 2015 R2まで(CADリンクのサポート)
- Autodesk Inventor – 2014、2015及び2016 (64ビットのCADリンクのサポート)
- SOLIDWORKS – 2014と2015 (64ビットのCADリンクのサポート)
- Solid Edge – ST5, ST6とST7(64ビットのCADリンクをサポート。EDGECAMとCADリンクは、シンクロナスと、従来型の部品ファイル及びアセンブリをサポート)
- CreoTM Parametric 2.0 (従来の名称は、Creo Elements/Pro、Pro/ENGINEER、Wildfire)(CADリンクのサポート)
- CATIA V5 – R24まで(ソリッドのみ)
- UGS NX – NX9まで
- SpaceClaim 2012、2012+および2014(2012+で64ビットのCADリンクのサポート)
- KOMPAS–3D(KOMPAS-3Dのソフトウェアをインストールする必要あり。)
- VISI CAD version 20.
CAD インタフェース
EDGECAM 2015 R2 は、下記の CADフォーマットをサポートしています。
- ACIS – R24まで(ソリッドマシニストライセンス)
- Parasolid 26.0.139(ソリッドマシニストライセンス)
- GRANITE One V8.0(ソリッドマシニストライセンス)
- DXF(AutoCAD 2013まで)
- DWG(AutoCAD 2013まで)
- IGES(IGES 3.0以上IGES 5.3)
- CATIA V4(ワイヤフレームとサーフェスのみ、ソリッドは非対応)
- STL
- VDA–FS 2
- STEP(AP203とAP214)
その他の製品
- 新しいバージョンの アドヴェオン ツールライブラリを、2015R2のDVDに収録(2015 R1とR2をサポート/日本語対応/サンドビックのカタログデータの向上 等
ライセンス
- 新しい同時5軸のモジュールライセンスとして、【Ultimate 5-Axis Simultaneous Milling】を導入
- 新しいワイヤのモジュールライセンスとして、【Wire Module】を導入。(既存のシステムに追加のみ可能)
- EDGECAM Probingモジュールライセンスを、【Renishaw Probing】に名称変更。(m&hプローブ機能は、全てのMillingとProductionのライセンスに無料で追加。(プローブ機能はミリングのみ))
- 【Solidマシニスト for CATIA V5】 と 【Solidマシニスト for Creo】ライセンスに、STEPファイルの読み込み機能を追加
- アドヴェオンへのアクセスは、EDGECAMの教育版ライセンスに含まれる
重要なお知らせ
- 32ビット オペレーティングシステムのサポート停止
- EDGECAM ツールバーインタフェースの廃止
- 旧ワイヤカットの廃止。(旧ワイヤで作成されたファイルを読み込む場合は、2015 R1にて行う)
- CADリンクの(CAD側OSへの)インストールは、64ビットオペレーティングシステムのみ
- CLSを除くEDGECAMと全てのプログラムは、デフォルトのインストールとレジストリとして、【Hexagon】を使用
- 「.pci」形式のスクリプトのJavaScript(.js)への移行の一部として、EDGECAM 2016 R1からは.pci形式によるマクロの記録が不可能に。(「.pci」形式のファイルの実行は可能)
詳細はこちら
EDGECAM Version 2015 R1
EDGECAM 2015 R1 - 2015年4月リリース
加工の機能拡張
- 丸駒チップを使用して切削負荷を一定にした、波状パターン旋盤荒取り加工サイクルを開発
- テーパーやボールエンドミルを使用して、隅部や幅狭部を仕上げる彫刻加工サイクルを導入
- 「パスの最適化」と「許容幅」オプションを荒取り加工サイクルと輪郭加工サイクルのコントロールタブに追加
- 「ソリッドのフェースを選択」オプションを、走査線加工、同心円スキャロップ仕上げ加工、切残し仕上げ加工、ペンシル加工、及び輪郭加工サイクルに追加
- 輪郭加工サイクルに、「部品や治具等への干渉を回避する」オプションを追加
- 平面・回転加工モードのダイアログに「アクティブ軸オプション」を追加(回転加工時にどの軸を利用するか選択可能)
- 旋盤仕上げ加工サイクルの工具パスは、最深X、及びZの値を入力する事によって制限可能に
- 「前側フィーチャーのみ」オプションをフィーチャー検出ダイアログの旋盤タブに追加
EDGECAM ワークフローソリッド (EWS)
- 中心点と辺の数、及び半径を指定して、2Dの多角形のスケッチを作成する、多角形ツールを導入
- ソリッドの直線パターンと回転パターンを追加
- めねじとおねじの定義が可能
- 押し出しのダイアログに、面取り、及びフィレットのオプションを追加
- スケッチの作成を補助する、2D移動ツールを導入
- DXF/DWGの2Dファイルをインポート可能
- ソリッドモデル構築に利用するスケッチ平面作成を導入する事により、より複雑なモデルを作成可能
ワークフローの機能拡張
- ワークフロー内で、ミリングと旋盤の複数の機械設定が可能
- 治具マネージャにセンタリングバイスオプションを追加
- 独自規格のねじを追加する為、ランチャーの設定ボタンからねじデータベースエディタを利用する事が可能に
- ワイヤ加工が、ワークフローのユーザーインタフェースで利用可能に
- ワークフローによる自動加工の為のストラテジーが向上
ユーザーインタフェースの機能拡張
- ワークフローのリボンスタイルのインタフェースがデフォルトに
- リボンバーをテーマとして変更可能(テーマのバックアップとテーマの回復/デフォルトのリボンへの復帰等)
- マクロのページを簡素化すると共に、最後に使用したファイルを記憶
- ランチャーの最近使用したファイルのリストに、「ファイルの場所を開く」オプションを追加
- 「Inventorモデルの高速シェーディング」オプションを初期設定のソリッドタブに追加
- 「太線」オプションを初期設定のインタフェースタブに追加
シミュレータの機能拡張
- ワイヤ加工の工程をより視覚化する為に、シミュレータ内でのワイヤ加工のサポートを追加
-
2フェースロフトのプロシージャで、頂点の一致に「オフセット」のオプションを追加
-
拘束で表示される小数点以下の桁数を設定するオプションを追加
-
スケッチコマンドが選択された時、キーボードのX、Y、Zを押す事により、座標入力のダイアログを表示する事が可能に
-
螺旋(ヘリカル)に「ピッチ比」、「ピッチ」を導入する事で、ピッチ設定を明確化
コードウィザードの機能拡張
- 「ロータリーミリングでデカルト出力」と「ロータリー穴あけでデカルト出力」オプションをコードウィザードの機械設定パラメータに追加(軸方向の回転ミリング加工、又は穴あけ加工を、デカルト座標系で出力可能に)
- 「5軸移動を直線補間で表現」オプションをコードウィザードの機械設定パラメータに追加(5軸加工サイクルで送り移動として表現、及びシミュレーションする事が可能に)
コードジェネレータの機能拡張
- 5つの新しいシステム変数を、コードジェネレータの下記のマクロに追加(THISTURRET、SYNC0、SYNC1、 SYNC2、SYNC3)
ツールストアの機能拡張
- 新しいバージョンの Adveonツールライブラリ(プレリリース)を、2015R1のDVDに収録
- タレットオプションを使用して、工具がどのタレットに定義されているかを設定可能に
- 「工具位置方向を回転」オプションを「設定」に追加
- 「非切削工具」オプションを、工具ダイアログの一般タブに追加(ブラシやローレット工具等、実際には切削加工をしない工具を定義するのに使用)
- ToolStoreでコロガイドのインポートオプションを廃止(Adveonにて置き換え)
ライセンス
- EDGECAMをはじめとしたライセンスの必要なアプリケーションの起動時に、CLSが起動していない場合は、自動的に開始
- Advanced Customisationライセンス(無料で追加可能)をお持ちの場合、テーマの管理ツールが利用可能
重要なお知らせ
- Windows XP and Windows Server 2003上の、ツールストアのサポートを中止
- 32ビットのオペレーティングシステムをサポートする、最後のEDGECAMのリリース
- リボンスタイルのユーザーインタフェース(ワークフロー)のデフォルト化
- ToolStoreより前の旧ツールライブラリのサポートを停止
- ToolStoreでコロガイドのインポートオプションを廃止(Adveonにて置き換え)
- AMD ATIの新世代ドライバ、バージョン14.301.1010をリリースした為、ねじのレンダリングが利用可能に
...等
詳細はこちら
EDGECAM Version 2014 R2
EDGECAM 2014 R2 - 2014年10月リリース
EDGECAMワークフローソリッド(EWS)
- ワークフロー環境において、シンプルなソリッドモデルを作成する為の簡易CADツール
- ワークフローリボンバーの設定タブにEWSのアイコンを追加
- ワイヤーフレームの作成の必要性を削減
- 直感的で使い易く、殆ど、或いは全く操作学習の必要なし
- 製品のみならず、ストック・治具・機械に使用する事が可能
- 複雑なCADシステムを勉強する前の、ソリッドモデリングの基礎学習が可能
ワークフローの拡張機能
- フィーチャーの加工:ストラテジーのテーマを選択する事が可能
- ツールキットの確認:工具番号が空欄、0の場合のみ、正しくないとみなすように変更
- 加工シーケンス内で関連付けされていない工具を変更する場合、警告メッセージを表示
- ワークの変更時に段取り位置を再設定
- リボンバーのカスタマイズ:クイック アクセス ツールバー/リボン/ツールのカスタマイズが可能
- インテリスナップのショートカットキー:(Sキー)押している間、インテリスナップがアクティブ化/(Fキー)画面上のスナップする点が固定され、マウスを動かしてもスナップ点が消えない
- 中心部分:フェイスの選択時、インテリスナップの点は、フェイスの中心部の点を含むように変更
加工の新機能と機能拡張
ミリングの機能拡張
- 穴あけ加工サイクル:「現在のワークを使用」オプションが、「イニシャル点の関連付け対象」に追加(現在のワークの状態を考慮した上面やイニシャル点の位置決定が可能に)
- 面取り加工サイクル:「面取りタイプ」オプションの表記が、面取り→形状あり/バリ取り→形状なし に変更(実際の加工結果により近い表記に変更)
旋盤の機能拡張
- 旋盤仕上げサイクル:「一般」タブに「固定サイクル」と「旋盤荒取りの輪郭を使用」を追加
- 新旋盤荒取り加工サイクル:「アプローチ/リンク」タブに「切込み時送り調整率」を追加(アンダーカット部分の加工の際等に効果を発揮)
- 座標系設定コマンドに「作業平面」オプションを追加。(作業平面を選択して、絶対座標系のワーク座標系シフトを作成可能)
- ワークの更新コマンド:旋盤で複数タレットの場合、「シングルタレットのみ」と「同期の生成」の2つのオプションが選択可能
ワイヤの機能拡張
- 牧野向けポスト:「出力オプション」タブに、「プログラム番号の書式」と、「サブプログラム呼び出しの書式」の設定が追加
-
2軸/4軸ワイヤ加工サイクル:加工条件が選択されていない場合、デフォルトの補正距離は、0に変更。ACfanucとACvisionの機械特有の加工条件パラメータが、ダイアログに新しいタブとして追加
-
同時5軸加工サイクルでの早送り移動の再現
EDGECAM自動化ツール
(4つの異なるカスタマイズ用ソリューションで開発可能)
- EDGECAM PCIスクリプト
- EDGECAMプラグイン
- EDGECAM Quietモード (2014 R2の新機能)
- EDGECAM ActiveX サーバー(2014 R2の新機能)
新しいPCIおよびPDIコマンド
- PCIコマンド(CommitOperationEx /InitCommandMasked/EndCommand/シーケンスの自動再構成)
- PDIコマンド(End_PAMS_Command/MC_Get_Next_Toolpath/MC_Get_Prev_Toolpath)
フィーチャーの機能拡張
- 包絡線からの手動旋盤フィーチャー検出:ストラテジーやカスタマイズした加工サイクルを、特定の旋盤輪郭の定義に対して適用可能。旋盤輪郭ダイアログに「包絡線による手動作成のオプション」を追加。「手動旋盤フィーチャー作成」には、「輪郭」オプションを追加
- フィーチャーを、異なる作業平面へ変更する事が可能。(ミリングフィーチャーと穴フィーチャーのみで利用可能)
- 作業平面作成コマンド:「一般」タブに「関連付けられた作業平面」オプションが追加、作業平面をソリッドに関連付けして、フィーチャーと共に移動可能
- 手動で適切な位置にグラフィックを回転させ、そのビュー方向で図形を選択する事なく、作業平面を作成可能
- フィーチャー検出されたソリッドを回転できるようになり、フィーチャーも異なる平面に回転可能
- EDGECAM内でのネジのレンダリング:雄ネジ・雌ネジのレンダリングが、導入され、ソリッドモデル上で検出されたネジを視覚的に表示して、素早く正確に認識する事が可能
- Graniteモデルの単一のソリッドのサポート:最初に読み込まれたモデルのみを保持し、その他については参照を作成
- NXのCADリンクのサポート:NXのモデルから、CADリンクのデータが抽出可能
ユーザーインタフェースの機能拡張
- ビューマーカーをドラッグしてソリッドのフェイス上にドロップする事により、作業平面をより簡単に素早く作成可能(ワークフロー内のみで利用可能)
- 加工シーケンスのブラウザに自動再構成のモードを制御するボタンを導入
- 穴あけ加工と、ヘリカルねじ切り加工サイクルは、一連の画像とツールチップヘルプを含むよう更新
- EDGECAMのバージョン番号が、タイトルバーに表示されるように変更
- 拡張ボタン内の設定は、項目ラベルにマウスを重ねるだけで、その設定値が、ツールチップ表示
- エディタの向上:Heidenhain制御機向けの書式での、シーケンス番号の割り当てを向上
- ワークフロー内では、グリッド表示をビュープロパティのボタンから制御する事が可能。拡大や縮小時、常にグラフィックウィンドウ全体にグリッドが表示され、グリッドの間隔も、表示の拡大・縮小に合わせて設定通りに維持
- 2Dスナップが有効になっている場合、ビューマーカーの表示は、Z軸の表示が消え、半透明の平面を表示
ストラテジーマネージャの機能拡張
- より直観的な列のヘッダー表示:データノードの表示が、左欄の「条件式」→「結果」/右欄の「条件」→「条件式」に変更
Part Modelerの機能拡張
- 2D-3Dモデリング:DXFやDWG等の2D図形から、3Dソリッドモデルを簡単に作成可能
- システムオプション→「トランスレーション」タブに、「ヒーリングオプション」を導入。STEPとIGESファイルで、「ヒーリング」、「簡素化とヒーリング」(デフォルト)を選択可能
- 半径寸法プロパティ:「一般」タブに、「引出線を内側にする」オプションを導入。「短い寸法引出線を使用」オプションと併用する事で、円弧中心まで引出し線を制御可能
CADサポートの機能拡張
<読込み可能なCADデータ>(適切なライセンスが必要)
- Part Modeler - 2014 R2まで (CADリンクのサポート)
- Autodesk Inventor – 2013、2014及び2015 (32ビットと64ビットのCADリンクのサポート)
- SOLIDWORKS - 2013と2014 (32ビットと64ビットのCADリンクのサポート)
- Solid Edge ST5とST6 (32ビットと64ビットのCADリンクをサポート。EDGECAMとCADリンクは、シンクロナスと従来型の部品ファイル、及びアセンブリをサポート)
- CreoTM Parametric 2.0 (従来の名称はCreo Elements/Pro、Pro/ENGINEER、Wildfire)
- CATIA V5 R22まで (ソリッドのみ)
- UGS NX - NX9まで (CADリンクのサポート)
- SpaceClaim 2012、2012+および2014 (2012+で32ビットと64ビットのCADリンクのサポート
- KOMPAS-3D (KOMPAS-3Dのソフトウェアをインストールする必要があり)
- VISI CAD version 20
<サポートされている最近の CADシステムのリリース>
- Autodesk Inventor 2015
- Unigraphics NX 9
Code Wizardの機能拡張
- ローワータレットのみの機械:ローワータレットのみの機械構成を作成するには、アッパータレットのみの機械を作成し、機械グラフィックを回転する事で実現可能
- カスタマイズ ブレイクアウト コードコンストラクタ:多目的のコードコンストラクタを追加(NC出力処理中に実行しているマクロの特定やCGE等で割り込みを作成する事なく、ポスト作成者が情報を取得可能)
- 機械パラメータに、新しく角度の方向を出力オプションを追加。全ての回転動作において方向を設定可能(ミリングのみで利用可能)
- 機械パラメータの「タレット」タブに新しく「デフォルトの安全開始点」と、「常に安全開始点を設定する」オプションを追加
ポストプロセッサの機能拡張
- 端面方向の回転穴あけ加工用ポインタ:PRADIUS()とPANGLE()ポインタが、穴あけのアレイ用にポストプロセッサに追加
- 先読みマクロ:新ポストプロセッサの上級の開発者用に、加工シーケンスに存在する情報の読み込みを可能にする為のコマンドと変数が追加
- 回転方向の新しいシステム変数:新しいシステム変数(ROT1DIRとROT2DIR)が、回転移動の方向を明示する為に、ミリングマクロ (MACRO 1 - MOVE RAPID 早送り/MACRO 2 - MOVE FEED 切削送り/MACRO 43 - INDEX PALLET インデックス/MACRO 45 - MOVE ANGULAR 回転送り)に追加
シミュレータの機能拡張
- STLホルダの簡素化:STLホルダの簡素化オプションが、表示タブに追加
- 旋盤のインデックスタレットの向上:インデックスタレットタイプの機械シミュレーションの際、シミュレータは最後に終了した状態から開始するように変更
ツールストアの機能拡張
- ミリングと穴あけの成形工具タイプ:標準でない工具用に、一般タブに新しく成形エンドミルと成形ドリルのタイプを追加
- サンドビックのAdveonツールライブラリ(プレリリース)をEDGECAMのインストールDVDに収録
- マザックの機械から出力された工具データを、EDGECAMツールストアに読み込み可能
ライブジョブレポートの機能拡張
- INNOインストーラを使用
- ローカルアプリケーションではなく、Windowsのサービスとして起動
- 工具レポートは、同じ工具を使用するジョブの数を表示
- ネットワークのウェブサイトを検索可能
- ジョブマネージャ通りの工具リストの順番
- より一貫したNCファイル名
- 複数タレットをサポート
- カスタマイズの向上
エディタの機能拡張
- 「常に現在のエディタで開く」オプション:常に起動しているNCエディタ内で開く事が可能
ライセンスの更新
- ネットワークライセンス:「ユーザー指定のライセンス設定」オプションにより、ユーザーを指定したライセンス設定であるかを定義可能
<新しい製品ライセンス>
- Adveon Module:EDGECAMが利用可能なPCで、Adveonツールライブラリへのアクセスを提供
- Adveon System:EDGECAMがインストールされていないPCで、Adveonツールライブラリを利用する為の有償システムライセンス
- EDGECAM ワークフローソリッド(EWS)のライセンス:ワークフロー内に統合されたソリッド作成ツール。(基本的な部品形状をモデリング可能)※メンテナンス契約が有効の場合:新規のソリッドモデルの作成や既存のソリッドモデルの編集が可能/メンテナンス契約が更新が切れた場合:EWSへのアクセスは不可。(但し、以前に作成したEWSソリッドモデルを含むEDGECAMのパートファイルは継続して読み込み可能)
<既存のEDGECAMライセンスの変更>
- EDGECAM Essential Milling/Essential Production:平坦部仕上げ加工サイクル/面取り加工サイクル/荒取り加工サイクルでソリッドモデルの選択/工具ホルダへの干渉チェック/荒取りと切残し荒取りの中荒取りパスオプション/平坦部を検出(輪郭加工の高さの異なる島)の機能の搭載
- EDGECAM Standard Milling/Standard Production:バックボーリングのオプションを搭載
- Solid Machinist for Education:CATIA V5ファイルの読込み機能を搭載
<全てのEDGECAMのシステムライセンス(EssentialからUltimateまでのMilling/Turning/Production)は、下記の機能を含むように変更>
- EDGECAM Standard Milling/Standard Production:バックボーリングのオプションを搭載
- ソリッドモデルのフィーチャー検出(従来は、Solid Machinistの機能として提供)
- ストラテジーマネージャが、Solid Machinistの機能として統合
重要なお知らせ
INNOインストーラを導入
- 内部的な開発の迅速化
- 新しいオペレーティングシステムのサポートの容易化
- 64ビット ネイティブソフトウェアのサポートの向上
- アンインストーラの信頼性向上
- コマンドラインサポートの向上
- インストールとアンインストールの高速化
- 日本語、中国語、韓国語をはじめとした東洋言語のサポートの向上
- Code Wizardを別にインストールする機能
PDIライブラリ
- C/C++向けのPDI SDKを、標準インストールプログラムとしての発送を停止
- PDI SDKで全バージョン共通の、新規に作成されたPDIや既存のPDIは、継続してサポート
オペレーティングシステムのサポート
- Windows Vistaをサポートする最後のリリース
(2015 R1では、Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vistaでのインストールは不可)
(2015 R1は、32ビットのオペレーティングシステムをサポートする最後のリリース)
旧ツールライブラリのサポート
- 旧タイプのワイヤフレームを使用したツールライブラリをサポートする最後のバージョン(ツールライブラリ:ツールストアより前の工具データベース)
旧NC Verifyのサポート
- 旧NC Verifyのシミュレーションを起動するコマンドや、PDIによる統合をサポートする最後のリリース
コロガイドのサポート
- コロガイドのデータをツールストアにインポートする事のできる最後のリリース(今後、工具データベースとの連携は、Adveonを念頭に置き開発を進行)
AutoTASのサポート
- AutoTASのインポートをサポートする最後のリリース
2015 R1のツールストア サーバーでのXPとServer 2003のサポート
- ツールストア サーバーにおいてWindows XP、及びWindows Server 2003上でサポートする最後のリリース(Windows7 Professional以上を推奨)
ワークフローインタフェース(リボンバー)
- 2015 R1では、リボンインタフェース(ワークフロースタイル)のEDGECAMが標準となり、従来のツールバースタイルは、2015 R2の時点で完全に削除予定
詳細はこちら
EDGECAM Version 2014 R1
EDGECAM 2014 R1 - 2014年7月リリース
EDGECAMワークフローの機能拡張
- フィーチャーの加工オプションが、加工タブに追加
- ワークマネージャのフィルター:単位と材質の新しい2つのフィルターが追加
- 機械マネージャ:ポストプロセッサをデータベースに登録するボタンが追加
- モデル設定:新しい移動オプションが、ワークフローのモデル設定の原点と位置タブに追加
- 治具データベース:自動的な治具配置が可能
- 治具マネージャ:利用可能な治具をフィルター/治具選択時にパラメータをカスタマイズ
- 機械設定:段取り位置の選択リストが、ワークフローの機械設定でも利用可能
- 治具マネージャ:チャックの作成・自動配置が可能
- C軸周りフィーチャーの方向配置:C0となるような配置の試み
- 編集可能なリボンバーの導入
加工の新機能と機能拡張
ミリングの機能拡張
- 新しい面取り加工サイクル:面取り・バリ取りの加工が可能
- 3D法線補正出力のサポート:走査線、輪郭、同心円スキャロップ加工等のコントロールタブに追加
- 荒取り加工サイクル:イニシャル点の定義において、治具を含んでいる場合にこれを考慮
- ダイナミックオフセット:加工シーケンス・座標系設定ダイアログ等の一般タブに追加
- 旋盤溝入れ加工サイクル(新旋盤溝入れ/旋盤溝入れ・荒):高速送りリンクオプションの追加
- 旋盤の新しいクーラント制御:旋盤加工に追加
- ワイヤ:OnaAricutの加工条件が機械用に利用可能
ユーザーインターフェイスの機能拡張
- ランチャーとようこそ画面の向上
- ユーザーインタフェイスのマスクエディタ:対話式のエディタを導入する事により操作性が向上
- 新しい作業平面マーカー:軸ごとに標準色となり、回転バーの追加やXYZ各軸にラベルが追加
- 新旋盤荒取り・旋盤仕上げと面取り:画像とツールチップによるヘルプ
- 要素検査:現在の作業平面に対するフェイスの法線、勾配、回転の情報を表示
- 加工サイクルの編集の際、1回のクリックですべての選択を解除可能
- NCエディタ:リボンバーのインターフェイスを導入
- レンダリングの速度向上:レンダリングエンジンの向上・インテリスナップの自動オフ
ToolStoreの機能拡張
- パラメトリックシャンクグラフィック表示の新しいオプション:工具シャンクの表示/非表示
- ToolStoreアドミニストレータの機能拡張:ジョブレポート画像をデータベース内に埋め込み
ライブジョブレポート
- 速いレポート生成
- 最新の技術を使用
- ウェブブラウザとして実行する為、PCやタブレット・スマートフォン等で利用可能
- 情報は常に更新(情報更新の必要なし)
- 新しい材質レポート
- 新しい工具レポート
- PDF、Excel、Wordや画像のフォーマット
- ジョブ、工具や材質などにおいて、柔軟かつパワフルな検索
ストラテジーマネージャの機能拡張
- インターフェイスの機能拡張:データノードの条件が、複数行化・ノード内にコメントを追加等
- 自動フィーチャー検出:多段穴のねじ部分のフィーチャー検出が可能
Code Wizardの機能拡張
- Code Wizardの機能拡張:ダイナミックオフセットオプションが、機械設定タブに追加
- 第3と第4の工具設定位置のサポート:工具設定位置のサポートが4か所に拡張
- 引上げ時に工具径補正キャンセル:ミリングの輪郭加工サイクルおいて可能
- IndexG200テンプレートの更新
- コードコンストラクタの編集エリアの機能拡張
その他の機能拡張
- NCデータ出力で、プラグインが利用可能
- CADサポートの機能拡張:新しいヒーリングオプション
- 移行ウィザードの機能拡張:DFN、マスクとユーザー画像のコピー
Part Modelerの機能拡張
- ロフトプロシージャの機能拡張:ノード数が一致していない異なる形状でもロフト可能
- スウィーププロシージャの機能拡張:ガイドカーブの追加により、複雑なスウィープを実行可能
- サードパーティのモデルでフィレットの検出と編集
- フライスルー表示モードの導入
- シートボディの変換オプション:システムオプションのトランスレーションタブに導入
その他のお知らせ
- 新しいグラフィックサブシステム:Code Wizard・シミュレータと同等のものにアップグレード
- ソフトウェアレンダリングオプション:ランチャーの設定ボタンに追加
- PDIライブラリの取り下げ:次期リリースより、C/C++向けのPDI SDKの発送を停止
- Windows XPのサポート終了
- Windows 8のサポート:Windows 8 Professional/Enterprise
ライセンス
- インターネットを介してのネットワークライセンスの取り消しが可能
- ショップフロアエディタ向けの新しい「Shop Floor Solids」モジュールライセンス導入
- Sentinel RMS Version 8.5.3へのアップグレードの推奨
- ネットワークライセンスサーバーへの接続を失った時のパートファイルの保存が可能
- R1とR2のリリースで単一の CLSを使用
EDGECAM Version 2013 R2
EDGECAM 2013 R2 - 2013年12月リリース
新しいEDGECAMワークフロー
加工の新機能と機能向上
- ミリング加工サイクル - ソリッドから直接加工境界のエッジを選択
- 輪郭加工サイクルのソリッドへの干渉回避
- 工程の合理化 - 同一の荒取りと輪郭加工サイクルの結合
- 同時5軸 補間制御
- 新しい旋盤溝仕上げ加工サイクル
- 旋盤仕上げ - 最初の要素の面取りの機能拡張
- ワークの更新 - 複数タレットの加工シーケンス
- 旋盤加工サイクル - 工具補正なしが常に利用可能に
- 旋盤荒取り加工サイクル - アプローチ移動に沿って引き上げ
- 新しいワイヤ輪郭フィーチャー
- ワイヤ加工パス - 最大許容値
- ワイヤ加工パス - 開いた輪郭
- ワイヤ加工 - ユーザー定義の加工条件
EDGECAM Solidマシニストとストラテジーマネージャの新機能と機能向上
- Solidマシニスト - 入れ子の溝フィーチャーの結合
- EDGECAM ストラテジーマネージャ - ユーザー定義のフィーチャー属性
操作性の機能拡張
- 直感的な要素選択 - ダイアログ上の要素選択ボタン
- 新規加工シーケンス - 環境に合わせた表示
- 加工シーケンスブラウザ内のユーザー定義グループ
- ダイアログのドッキング
- 加工サイクルの編集 - 加工サイクルの再構成
- マスクのカスタマイズの向上 - 高速荒取りマスク
- バージョンの履歴を表示
- ファイルの場所の管理
- コンマの小数点記号
シミュレータの機能向上
- データ受け渡しの速度向上
- ミリング断面表示
- 高速シミュレーションで工具表示
- プログラムストップ
- サンプルワーク
- メモリ使用の削減
- メタリック表示とフラットシェーディング
- 32ビットまたは64ビットのシミュレータ
ToolStoreの機能拡張
- すくい角と傾斜角
- キー付きのインデックスタレットのサポート
- ホルダ原点のオプション
- クーラントのオプション
- 工具の逃がしを表示
その他の機能拡張
- DWG/DXFの向上
- Code Wizard - CGDのインチ系とメートル系の変換
- Code Wizard - グラフィックの保護
- Code Wizard - キー付きのインデックスタレットのサポート
EDGECAM Part Modelerの機能向上
- フェイスの移動
- フィーチャー検出 - 穴フィーチャーの移動
- プロファイルの分析
- 3Dミラー
- フェイスのオフセット
その他のお知らせ
- Windows XPのサポート終了
- Windows 8のサポート開始
ライセンスの変更
- ロータリー複写コマンド
- Solidマシニスト ライセンスへの変更
- Part Modeler CADローダーのライセンス
- 旋盤インデックスコマンドのライセンス
EDGECAM Version 2013 R1
EDGECAM 2013 R1 - 2013年4月リリース
加工の新機能と機能向上
- EDGECAM ワイヤカット - 新製品
- 複合加工機向けの安全開始点の設定 (バックグラウンド処理)
- 新しい旋盤輪郭荒取り
- サブスピンドルの移動 - つかみ替えなしで 原点復帰
- 旋盤工具ダイアログ - 内部穴の加工と 逆長手工具
- 荒取り加工サイクル - 波状パターンの向上(先穴の対応と繰り広げの向上など)
- 輪郭加工サイクル - 面取りオプション
- ヘリカルねじ切り加工 - 中心で切込み移動オプション
- 同時5軸加工サイクル - ソリッドモデルの直接指示
- 同時5軸加工サイクル - プロセスの分離と64ビットサポート
- 干渉回避の向上(3軸-5軸変換と同時5軸加工サイクル)
EDGECAM Solidマシニストとストラテジーマネージャの新機能と機能向上
- 自動フィーチャー検出 - U溝とV溝の検出
- 自動フィーチャー検出 - 内部穴
- フィーチャーの順番の機能向上
- 部分的な穴フィーチャーテンプレート
- SolidWorksからのおねじをサポート
- VISIファイルの読み込み
- ストラテジーマネージャ - プランニングボードの自動並び替え
操作性の向上
- ダイアログ内の画像
- ワーク作成と編集の向上
- マウスポインタを基準とした拡大・縮小表示
シミュレータの機能向上
- ワークの簡素化の向上
- 巻き戻し点の設定
- 可動ミリング工具ホルダの回転
その他の機能拡張
- 旋盤加工サイクルの方向・開始点矢印の表示
- Autodesk Vaultインタフェイス
- Code Wizard - 工具交換位置復帰と原点復帰からの出力座標
- Code Wizard - 放射状穴の内側からと外側からの加工をサポート
- Code Wizard - Siemens用の旋盤テンプレート
EDGECAM Part Modelerの機能向上
- 穴フィーチャー検出
- フェイス削除でウィンドウ選択
- ドローイング作成の機能拡張
- モデルウィンドウ内のアクティブなコンポーネント
その他のお知らせ
- Windows XPのサポート終了のお知らせ (次期バージョン)
- Windows 8のサポートのお知らせ (次期バージョン)
- EDGECAM 4/5軸位置決めをStandardレベルに移行
- EDGECAM 教育版でアドバンスド同時5軸を利用可能