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EDGECAM rotary hole collision avoidance
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EDGECAM Finish groove cycle and feature finding
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EDGECAM chamfering cycle with ballnose
EDGECAM rough profile cycle disable collision checking

EDGECAM 2023.1

EDGECAM 2023.1 では、より高速なツールパスと洗練された作業プロセスを通じてユーザーの生産性を向上させる幅広い新しい機能強化が行われました。

  • 工作機械構成で6軸サポート
  • Waveform荒取りサイクルのパフォーマンス向上
  • 回転穴の自動治具干渉チェック
  • 荒取りサイクルで新しいボスオフセット
  • B軸輪郭サイクル スムージング係数オプション
  • 旋盤溝入れ・仕上げサイクルとフィーチャー検出の改善
  • 旋盤荒取り 切り粉処理の改善
  • 面取りと削り残り仕上げサイクルの強化
  • 旋盤輪郭荒取りサイクルでホルダー干渉チェックを無効

工作機械構成で6軸サポート

絶えず変化する工作機械メーカーからの要求に応え、EDGECAM 2023.1 は、垂頭構成と直交構成の両方に対応する第3の回転軸を追加することで、6軸フライス盤のサポートを強化しています。 具体的には、今回のリリースは回転ヘッドの2軸と回転テーブル軸の1軸をサポートします。

固定5軸加工もサポートしており、複雑な5軸同時フライス加工もサポートできます。

ユーザーは、“回転軸を選択”コマンドと“インデックス”コマンドの両方が、特定の軸制御を決定するために強化されていることが分かります。

Waveform荒取りサイクルのパフォーマンス向上

EDGECAMの処理能力を強化することで計算時間を短縮し、EDGECAM 2023.1 のWaveform荒取りサイクルの生産性を向上させました。 ワイヤーフレームモデルとソリッドモデルのどちらを加工しているかに関係なく、生産性は最大40%も向上しました。

回転穴の自動治具干渉チェック

回転穴を加工する際の干渉を自動的に除去する機能が拡張されました。 以前は、これは平面穴に対して実装されていました。 “治具の更新”コマンドを通じて有効化された穴サイクルにより、回転穴の穴あけ時に治具との干渉が回避され、加工されていない穴の数を示すメッセージがフィードバックウィンドウに表示されます。

この機能強化により、手動でのチェックが不要になるため、CAMの工程を準備する際の時間を削減できます。

荒取りサイクルに新しいボスオフセット

EDGECAM 2023.1では、荒取りサイクルに新しい“ボスオフセット”を導入しました。
ソリッドモデルのフィーチャーとワイヤーフレームの両方で使用でき、この機能強化は特にボスで構成される“入れ子のポケット”を対象としています。

ユーザーは、さまざまなオフセットを設定するために余分なサイクルを作成する必要がなくなり、時間を短縮できます。一般的な用途は、特定のオフセットを維持しなければならない薄肉ポケットと、他のフィーチャーは異なるオフセットを設定したい場合などです。

B軸輪郭サイクル スムージング係数オプション

お客様のフィードバックに耳を傾け、EDGECAM 2023.1 では B軸輪郭サイクルに新しいオプションを導入しました。 旋盤加工者は“スムージング係数”コマンドを使用して、輪郭加工時に B軸の動きをさらに制御できるようになりました。 以前は、サイクルによって直線軸に大きな動きが発生したり、B軸 (回転) 軸に過度の変動が発生したりすることがありました。 これにより、工作機械が摩耗したり、加工表面の質感が低下したりする可能性がありました。

“スムージング係数”は、急な角度変化を緩やかにします。 ツールパス内の中間点の数を減らして NCコードを最適化します。

旋盤溝入れ・仕上げサイクルとフィーチャー検出の改善

EDGECAM 2023.1 では、複雑なソリッドモデルからフィーチャーを作成する際の旋盤包絡線の検出機能が向上しました。 以前は、より細かいトレランスを使用しないと検出できませんでしたが、これではフィーチャー検出に長い時間がかかりました。
ユーザーは、同じモデルで標準のトレランスを使用してフィーチャーを即座に作成することができます。

旋盤溝入れ・仕上げサイクルが強化され、同じ幅の溝入れ工具を使用して溝フィーチャーを完成できるようになりました。 以前は、多数の工程を作成することで実現できましたが、そのためパス作成時間が増加していました。

旋盤荒取り 切り粉処理の改善

ユーザーからの要望に応え、EDGECAM 2023.1 では、人気のある “切り粉処理の引き上げ”を機能拡張しました。 ユーザーは軸を停止することで、「引き上げ位置」にツールパスを移動する方法をコントロールできるようになりました。 たとえば、長い旋盤シャフトでは、X軸のみで工具を引き離すことが望ましいです。 したがって、工具はZ軸方向に移動しない事でサイクルタイムが大幅に短縮できます。

面取りと削り残り仕上げサイクルの強化

EDGECAM 2023.1 では、切削方法の“最適化”が正確にサポートされてました。 以前は、切り残し輪郭とリンクの組み合わせによって、”最適化“ではない切削方向の適用を強制され、必然的にサイクルタイムが長くなってしまいました。

ユーザーリクエストの機能強化として、面取りサイクル使用時にボール工具がサポートされました。 以前は、このサイクルはスポットドリルまたはテーパー工具のみをサポートしていました。 ユーザーからは、特定のモデルではボール工具で生成された面取りのみが受け入れられるというフィードバックがありました。

旋盤輪郭荒取りサイクルでホルダー干渉チェックを無効

EDGECAM 2023.1 では、旋削環境にさらに新たなサイクルタイム短縮機能が導入されました。 ユーザーは、旋盤輪郭荒取りサイクルを使用するときに、ホルダーの干渉チェックを無効にできるようになりました。

複雑な工具ホルダーを備えた大型モデルの場合、EDGECAM の厳格な干渉チェックアルゴリズムにより、計算時間が過度に長くなる可能性があります。 ユーザーが、ツールパスがすでに安全であると分かっている場合は、ホルダー干渉チェックを無効にできるため、サイクルタイムの計算時間が短縮できます。

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