EDGECAM 2015 R1 最新版リリース
EDGECAMの最新リリースにおける50以上の新機能と機能拡張により、ワークフローは、急速な進化を遂げています。旋盤の波状パターン、複数の加工シーケンスのサポート、リボンバーとインターフェースのアップデート等、新しくなったEDGECAM2015 R1は、ゲームチェンジャーであり続ける事を意味し、それが多くのメーカーの信頼確保に繋がる事で、Hexagonから世界に向け、グローバル経済での競争を可能にすると考えます。
新しい波状パターン旋盤荒取り加工サイクル
波状パターンの技術を用いる事により、丸駒チップを使用して切削負荷を一定にした、新しい波状パターン旋盤荒取り加工サイクルを開発しました。
ワークフロー内の複数のミリングおよび旋盤加工シーケンス設定
ワークフロー内で、ミリングと旋盤の複数の機械設定が可能になりました。
- 加工モデル、工程内ワークおよび治具を、ある加工シーケンスから別の加工シーケンスに引き渡す事ができます。
- 加工シーケンスごとの設定となります。
- 完全に加工を完了する場合、複数の段取りが必要になる事がよくあります。例えば、インデックスのない縦型3軸のミリング加工機では、左図のように、各面に対して個別の段取りとなります。
テーマ
リボンバーをテーマとして変更できるようになりました。
- テーマのバックアップとテーマの回復 – リボンバーを編集した場合、これをバックアップとして保存できます。必要に応じてバックアップから再適用できます。
- Default – デフォルトのリボンに戻ります。
Advanced Customisationライセンスをお持ちの場合は、下記の機能が利用可能です。
- テーマの保存 – 指定したテーマ名でリボンを保存できます。名前はドロップダウンメニューに表示されます。
- テーマの削除 – 既存のテーマを削除できます。
EDGECAM ワークフローソリッド (EWS)
以下の新機能が追加されました。
- 多角形ツール/移動ツール(スケッチ)
- 直線パターンと回転パターン(ソリッド)
- めねじ と おねじ
- 押し出しダイアログの面取りおよびフィレットオプション
- DXF/DWGファイルのインポート
ワークフロー環境でのワイヤ加工
ワイヤ加工が、ワークフローのユーザーインタフェースで利用できるようになりました。
- 新規ワイヤパートの作成にて、システムをXY環境のワイヤ用のリボンにて開始できます。
- ワイヤの初期設定ファイルが自動的に選択され、利用されます。
- ソリッドを、ワイヤの初期設定とリボンが選択された状態で開く事ができます。
- ワイヤの初期設定とリボンは、次に新規ミリングまたは旋盤が選択されるか、既存のミリングまたは旋盤のファイルが開かれるまで有効になります。
ミリングの端面回転加工
平面・回転加工モードのダイアログに、新しくアクティブ軸オプションが追加され、回転加工時にどの軸が利用されるかを選択できるようになりました。
彫刻加工サイクル
テーパーまたはボールエンドミルを使用して、隅部や幅狭部を仕上げる機能を持った、彫刻加工サイクルが導入されました。